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ネイティブスピーカーも知らない!英語のヒ・ミ・ツ

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比較級の真実のスガタ

比較級の形は
A is smaller than B.
とか
A runs faster than B.
のように教えられたはずです。

けれど本当は、まだ比較級には隠されたヒミツが…。

少しムリヤリな例ですけれども
I love Susie more than you.
さあ大変だ。「ぼくは君よりスージーのことが好きなんだ」 修羅場??

では
I love Susie more than you do.
ならばどうでしょう。
「君がスージーを愛している以上に、ぼくが愛しているのだ」
…これでもやっぱり修羅場が連想されなくもないですけどね。離婚のときに親権を争っている夫婦かも?

このように、比較している対象が「主語」どうしである場合、thanのあとにさらに助動詞をつけるのが正確です。

She can ski much better than I can.

ただ日常的には、先に挙げた修羅場(?)的例のように構造をはっきりさせる必要があるとき以外は、省略しても通じますから、省略することも多いです。
ごく普通の
A is bigger than B.
という文にしても、ほんとうは
A is bigger than B is.
となるべきものですが、なくても分かるから、最後のisは省略しています。

 She is taller than I am.
これが一番正しいスガタ。↓
She is taller than I.    
amは省略してもいいのです。ですが、どうしても、than I  という並び方は据わりが悪い。 thanのあとにはどうしても無意識的に目的語を置きたくなります。
(主語とは簡単に表せば「★→」 矢印の主発点で、目的語は逆に「→★」矢印の帰着点というイメージです)それで、実を言えば文法的に正しくないのですが(比較の対象はあくまで主語同志なので)
She is taller than me.
という言い方も、ネイティブもよくしています。


【than~を省略した形】

文脈から分かるのであれば、できるだけ省略してしまうのが省エネというものです(?)
I want a better-looking boyfriend.
「もっと見栄えのいいカレが欲しいわ」
当然、今のカレ、と比較しているのは明かですから、わざわざ言わぬが花というもので(違う?)。

英語では、日本語の感覚よりもっとずっと多くの比較級を使います。
「私が若かったとき~」
When I was young~
でもいいのですが
When I was younger~
を使うことも多いです。当然、「今よりも」という意味が隠れています。
だって、絶対的には、どこの時点までがyoungでどこからoldか分かりませんからね~。相対的に、比較級を使えば具体的な年齢に関わらず、今よりも若かったとき、と言えますから。

【-lookingという形容詞】

good-looking のような形容詞は便利です。 <形容詞(または名詞)+動詞ing形>を応用すれば無限に新しい言葉も作れます。hard-working 「よく働く」  long-lasting 「長持ちする」  
 (形容詞的に扱われる名詞を使ったものでは stress-releasing 「ストレス解消になる」  breath-taking 「息をのむ」 なお、ハイフンはなくていい場合も多いです)

とくに-lookingはエース級に便利。「~に見える」という意味をなんでも表せます。
young-looking, old-looking, tired-looking, healthy-looking
それぞれ「若く見える」「ふけて見える」「疲れて見える」「健康そうな」というような意味。
これらを比較級で使うともっとイキイキとした描写ができますね。
You are much younger-looking (than your age)
あなたは歳よりずっと若く見えますね。
こう言われたいものです。



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